ぎっくり腰(急性腰痛)
- 2023.09.01
- 2023.11.08
ぎっくり腰とは、重いものを持ったときや腰をひねったときなどに突発的に発症する、動けなくなるような腰痛のひとつです。動けないような腰痛全般は、ぎっくり腰と周知されていますが、正式には「急性腰痛」という名称がつけられています。
ぎっくり腰発症のメカニズムは明らかではないが、一般的に考えられているのは「筋肉・靭帯の損傷」「関節のずれ」などです。発症しやすい箇所は、腰椎・背筋・筋膜などで、一度に複数箇所の痛みを感じるケースも少なくありません。
ぎっくり腰は、発症後1〜2週間程度で自然回復することがほとんどです。ぎっくり腰は安静による自然回復が基本ですが、発症原因や症状などにより、検査や治療が必要になる可能性もあります。
ぎっくり腰は、突発的な腰痛全般と周知されている症状です。ぎっくり腰は自然回復しますが、痛みが長引く場合は専門医へ相談しましょう。
ぎっくり腰(急性腰痛)の原因
ぎっくり腰(急性腰痛)発症には、主に以下3つの原因があるとされています。
- 筋肉の慢性疲労
- 骨格のゆがみ
- 腰への急激な過負荷
1つは、筋肉の慢性疲労です。ぎっくり腰は、筋肉に疲労が少しずつ溜まり、許容範囲を超えることで発症します。筋肉の慢性疲労につながるとされているのは、睡眠・運動不足や栄養バランスの低下などです。
2つ目の原因は、骨格のゆがみです。ぎっくり腰は、背骨や骨盤の位置がずれて周りの筋肉へ負荷がかかることで発症します。骨格のゆがみにつながるのは、筋肉の柔軟性が失われやすい姿勢を取ってしまうからです。
例えば、長時間座りっぱなしや立ちっぱなしなどの姿勢は、筋肉の柔軟性が失われやすい姿勢とされています。
3つ目は、腰への急激な過負荷です。ぎっくり腰は、身体を使う仕事やスポーツ中などにおける、急激な動きによって発症する可能性もあります。例えば、勢いをつけて振り返ったときや、高所から飛び降りて着地したときなどです。
ぎっくり腰は、運動不足や睡眠不足、姿勢の悪さなどが原因につながります。ぎっくり腰を予防するためにも、適度な運動・睡眠を心がけましょう。
ぎっくり腰(急性腰痛)の症状
ぎっくり腰(急性腰痛)には、主に以下のような症状があります。
- 腰に激しい痛みが起こる
- 少しの動きでも強い痛みを感じる
- 歩行も難しいような痛みが伴うケースもある
ぎっくり腰は、前述したように発症後1〜2週間程度で自然回復することがほとんどです。ただ、次のような症状がある場合は、早めに診察を受けることをおすすめします。
- ステロイドや免疫抑制剤を使用した治療を受けている
- 大きなケガをした経験がある
- 安静にしていても痛みが強くなる
- 胸部などにも痛みを感じる
- 発熱や排尿困難、下肢のしびれ
上記の経験・症状がある人は、自然回復ではある程度までしか痛みが緩和しないケースもあります。ぎっくり腰が発症した場合は、早めに専門医へ相談しましょう。
ぎっくり腰(急性腰痛)の治療
ぎっくり腰(急性腰痛)の治療には、以下3つの方法があります。
- 薬物療法
- ブロック療法
- リハビリテーション
1つは、痛みを緩和するための薬物療法です。薬物療法では、主に消炎鎮痛剤や筋弛緩薬などが使用されます。
2つ目は、患部に直接薬剤を注入するブロック療法です。ブロック療法は、腰背部筋肉の急激な収縮や筋と筋膜の癒着により発症する筋筋膜性腰痛症に有効とされています。上下の脊椎をつなぐ椎間関節の問題で発症する椎間関節性腰痛には、椎間関節ブロック療法が行われます。
3つ目は、ストレッチやコルセットによるリハビリテーションです。リハビリテーションは、痛みの軽減だけでなく、ぎっくり腰の再発防止も期待できます。適切なストレッチや効果的なコルセットの使用は、腰痛を軽減したりぎっくり腰を予防したりすることに有効です。
ぎっくり腰の治療には、原因や症状によりさまざまな方法があります。ぎっくり腰の効果的な改善には、原因を追求したうえでの治療が重要です。
当院での施術
たけだ整骨院は、ぎっくり腰(急性腰痛)の原因に合ったベストな施術を行っています。
ぎっくり腰は、突発的に発症する腰痛全般を指すため、効果的な治療のためには原因の追求が重要です。たけだ整骨院では、効果的な施術をするために、以下の流れでぎっくり腰の治療を進めています。
- 臨床所見から検査してぎっくり腰の原因を追求
- ぎっくり腰の原因と原因に合った治療プログラムを患者さまへ説明
- 患者さまの同意を得たうえで治療開始
たけだ整骨院では、50種類以上の施術方法からメニューを組み合わせ、患者さまに合ったベストな施術を提案しています。以下が、具体的な施術方法の一部です。
- 手技治療
- 骨盤矯正
- ハイボルト
- 鍼・灸治療
- ストレッチ整体治療
- 干渉波
- 温熱療法
- テープ療法など
治療期間には個人差がありますが、3日以内には普段通りの生活を送れるように治療しています。ぎっくり腰に悩まれている方は、まずは当院にお気軽にご相談ください。