対応症状のご案内

ひざ痛とは、膝関節の周辺に痛みが生じる疾患を指します。ひざ痛が生じる原因は、加齢やケガ、過剰な運動、疾患による影響などさまざま存在します。その中で最も多いとされる原因が「変形性膝関節症」の疾患によるものです。ひざ痛は原因によって痛みの生じる箇所が異なるため、原因を明らかにすることが大切です。ひざ痛の治療は、運動療法・薬物療法・外科手術の3つがあり、早期に医療機関へ相談して適切な対処法を取ることが早期回復への近道になります。

腰痛とは、腰から下肢にかけての痛みや張りなどの症状を指し、症状の原因が特定できる特異的腰痛と原因特定が難しい非特異的腰痛に分類されます。腰痛の症状は、安静時でも痛む場合や動いた時に痛む場合、腰以外の箇所も痛む場合など人によってさまざまです。腰痛の治療法は、手術を行わずに姿勢や生活習慣の改善による保存療法が一般的です。症状によっては温熱療法や牽引療法、薬物療法、手術を行う場合もあり、症状やその程度、原因など人それぞれに合った治療を行うことが大切です。

ぎっくり腰とは、突発的に発症して動けなくなるような激しい痛みが生じる腰痛の1種で、正式名称は「急性腰痛」と言います。発症の原因は、主に生活習慣の乱れによって引き起こされる筋肉の慢性疲労や、不適切な姿勢による骨格のゆがみ、腰への急激な負荷がかかる動きなどが挙げられます。発症後1〜2週間程度で自然回復することがほとんどですが、症状がひどい場合や過去にケガの発症経験がある場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。

肩こりとは、首から肩にかけて不快感が生じる症状です。肩こりが起こる原因は、ストレスによる心因性肩こりや、生活習慣の乱れによって引き起こされる本態性肩こり、身体の疾患による症候性肩こりなどさまざまです。肩こりの症状は肩の痛みだけにとどまらず、筋肉の張りや頭痛、吐き気、倦怠感、腕の痺れなどの症状が伴うこともあります。肩こりの治療に有効なマッサージ療法や温熱療法では一時的な症状の緩和には有効ですが、継続的な治療が必要となります。その他運動療法や薬物療法などの治療方法もあるので、医療機関で自分の症状に合った治療を早期に講じてもらうことが楽になる第一歩です。

骨盤の歪みとは、骨盤のゆるみや統合部のずれ、骨の向きの傾きなどが発生している状態・症状を指す総称です。骨盤の歪みの主な原因は、日常の運動不足や姿勢の悪さ・クセ、妊娠や出産などの身体の変化などが挙げられます。骨盤の歪みを放置すると、腰の不快感のみならず、背骨の歪みや代謝の低下、太りやすくなるといった症状にもつながります。骨盤のゆがみの治療には、整体・カイロプラティックやエステ、鍼灸・理学療法などがあります。

寝違えとは、寝起き時に首から肩にかけての筋肉や関節に炎症が起こり、痛みが生じる症状で、正式には「急性疼痛性頸部拘縮（きゅうせいとうつうせいけいぶこうしゅく）」と言います。寝違えは年齢や性別に関係なく誰でも発症する可能性のある症状で、原因不明とされているのも特徴です。その上で、就寝時における姿勢の悪さやストレス、身体の冷え、過度な運動などが原因として考えられるので、一度自分の生活スタイルや就寝時の姿勢を振り返ってみましょう。寝違えは安静に過ごすことが基本的な治療法にはなりますが、症状がひどい場合は別の病気に罹患している可能性もあるので、整形外科で適切な治療を受けることが大切です。

坐骨神経痛とは、坐骨神経の圧迫や刺激によって、腰から足先にしびれるような痛みがあらわれる症状を指します。中高年に多く発症する傾向にある症状ですが、腰椎椎間板ヘルニアが原因の坐骨神経痛は若年層で多く、高齢者層では腰部脊柱管狭窄が原因になることが多いです。症状は、しびれや痛みのみならず、冷感や灼熱感、締め付け感、排尿障害なども多岐にわたります。また、坐骨神経痛は下半身全体に不快感を及ぼすため、人によっては日常生活に支障をきたす場合もあります。坐骨神経痛の治療は保存療法や手術療法で行われ、保存療法の中でもさまざまな治療法があるので、医療機関でご自身の症状に合った治療を受けることが重要です。