坐骨神経痛を早く治す方法とは?原因とやってはいけないことまで詳しく解説!
- 2020.11.02
- 2024.01.31
お尻から足までにかけて痛みやしびれが出る坐骨神経痛は、老若男女問わず誰でも発症するリスクのある症状です。
発症の原因によっては重症化すると日常生活に支障をきたす場合もあるので、放置しておくのは大変危険です。
当記事では、坐骨神経痛の症状や原因、対策方法やマッサージ・ストレッチによる解消法などを紹介します。
坐骨神経痛に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
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坐骨神経痛とは?
坐骨神経痛とは、坐骨神経が圧迫・刺激されることにより発生するお尻から足の末端にかけての痛みやしびれのことを指し、厳密には病気の名称ではありません。
具体的には、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄などが原因で坐骨神経が圧迫されたり、炎症によって刺激されることで、お尻の上のあたりから足の先に痛みやしびれが発生します。
上記のように原因が分かりやすい場合もありますが、原因不明なことも多く、治療法を間違えると悪化する可能性もあるので、医師の判断が重要になる症状です。
坐骨神経痛の症状をチェック!おしりに違和感?
坐骨神経痛の症状には、以下のようなものがあります。
- お尻から足の先にかけて痛みがある
- 長い時間立っている事が痛みが辛くなる
- 腰を反らすと下肢に痛みやしびれを感じる
- 座り続けるとお尻が痛くなる
- 歩くと下肢に痛みが出て歩けなくなる
- 体をかがめると痛みが強くなる
上記の他、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄などによって坐骨神経痛の症状が現れている場合は、重症化すると歩くだけで尿が出そうになったり、長い距離を歩けなくなるなどの症状が現れ、日常生活に支障が生じます。
重症化してからでは治療も大変になるので、坐骨神経通が疑われる症状がある場合は早期に医師の診察を受け、治療を受けるようにしましょう。
また、下肢閉塞性動脈硬化症や下肢末梢動脈疾患などは、坐骨神経痛に似た症状を持つため、間違えられやすいのが特徴です。足のしびれや痛みなど、それぞれに共通する症状がある場合は、まず医療機関で診療を受け、痛みの要因を明確にすることが重要です。
坐骨神経痛の原因は?歩けないほど痛くなることも!
前述の通り、坐骨神経痛は明確な原因が解明されていませんが、主な原因と考えられているものには以下のものがあります。
- 過度な運動
- 運動不足
- 長時間のデスクワーク
- 加齢
- 遺伝的な要因
- 交通事故など
上記の要因は、坐骨神経痛の症状が現れる腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、梨状筋症候群などの原因とも共通しており、いずれも腰に負担をかけすぎることで発症しやすくなる傾向です。
特に、重いものを持ち上げたり、体をひねるような運動をすることが多い肉体労働者や、常に同じ姿勢で運動不足に陥りやすいデスクワーカーなどは、坐骨神経痛が発症するリスクが高くなるので注意しましょう。
また、骨の形状や体質といった遺伝的な要因が原因となったり、交通事故などによって発症することもあるため、上記のような仕事をしていなくても油断はできません。
個人差はあれど、誰でも発症する可能性があることを覚えておきましょう。
坐骨神経痛が急に治ったという人がいるのはなぜ?
人によっては坐骨神経痛の症状が急になくなり、治ったと感じる人もいるでしょう。坐骨神経痛の痛みが急になくなる原因としては、何かしらの要因で神経の圧迫が緩和されたことが考えられます。
他にも内臓疾患の改善によって姿勢が良くなり、痛みがなくなることも少なくないです。
ただし、痛みがなくなったからといって症状が根本的に解消されたわけではありません。何かしらの要因で再度症状が出る可能性もあるので、基本的にはしっかりと治療することをおすすめします。
坐骨神経痛がひどい時はどうしたらいい?
坐骨神経痛の痛みが強い場合は、まずは安静にしましょう。原因によっては安静にすることで症状が収まる可能性があります。安静にしても痛みが続く、痛みが強くなる場合はすぐに整骨院か整形外科にご相談ください。椎間板ヘルニアなど病的な原因の場合は症状がさらに悪化する可能性があります。
坐骨神経痛を早く治す方法
坐骨神経痛の症状が現れている人は、症状を悪化させないためにも痛みの軽減方法を知っておくことをおすすめします。
また、仕事柄坐骨神経痛になるリスクが高い人も、症状が現れる前にあらかじめ予防しましょう。
病院での治療法は?何科に行けばいい??
基本的に、坐骨神経痛になった時は整形外科を受診するのが一般的です。病院では鎮痛薬の服用で痛みを抑える他、局所麻酔やステロイドの注射を行うことが多いです。
他にもリハビリや温熱療法によって症状の改善を図ったり、マッサージや牽引といった物理療法を取り入れることもあります。
いずれにせよ、基本的には根治よりも症状の緩和を目指して治療が行われることが多いです。
坐骨神経痛を根本的に治療するためには、外科手術によって神経を圧迫している要因を取り除く必要があるため、身体の負担が大きくなります。そのため、根本的な改善よりも症状の緩和を目指したほうが現実的です。
ストレッチ・マッサージをする
坐骨神経痛の症状を軽減したいのであれば、マッサージやストレッチが有効です。特にストレッチは1人でできるものが多いので、自分で症状を改善したいときにおすすめです。腰の痛みを軽減したいのであれば、以下のストレッチを行いましょう。
- 足を肩幅に開いて椅子に座る
- ひざの間に頭が入る程度に上半身を倒す
- 深呼吸しながら30~60秒キープする
おしりに痛みがあれば、以下のストレッチが有効です。
- 床に仰向けに寝る
- 片ひざを両手で抱えて胸に引き寄せる
- 反対側のひざを身体の外側に倒す
- 深呼吸しながら30~60秒キープする
- 逆の足で同じストレッチを行う
上記のように、痛みのある場所に合わせたストレッチを行うことが重要になります。
痛みを和らげるツボを押す
坐骨神経痛の痛みを和らげるツボを押すのも有効な手段です。坐骨神経痛の痛みに有効なツボは以下の2種類です。
- 殷門(いんもん)
- 委中(いちゅう)
殷門は太ももの裏側の真ん中あたりにあるツボです。ひざを曲げて指や棒などで押せば、坐骨神経痛による足の痛みが軽減できる可能性があります。
委中はひざの裏の中央部にあるツボです。殷門と同様、押すことで足の痛みの軽減が期待できます。ツボは強く押しすぎるとかえって痛みが増すことがあるので、軽い力で複数回に分けて押すようにしましょう。
姿勢を整える
坐骨神経痛の悪化防止や予防には、姿勢を整えることが重要です。
正しい姿勢を保ち続けられれば、腰への負荷を最小限に押さえられるので、結果的に痛みを抑えられます。
特に現代人は猫背の人が多く、慢性的に腰に負担をかけている人が多くいます。壁が背にピッタリ触れるように立ち、後頭部、肩甲骨、お尻、かかとが壁に付くように立った状態を常に保てるように意識してみましょう。
また、正しい姿勢を保つためには腹筋と背筋の筋力が必要です。腰に負担のかかりにくいクランプなどの体幹運動を中心に、習慣的に筋力トレーニングを行うことも、坐骨神経痛の対策には有効です。
生活リズムを整える
生活リズムを整えることも坐骨神経痛の対策です。不摂生な生活を続けて太ってしまうと、上半身を支える腰回りの筋肉や骨盤に大きな負担がかかってしまうのです。
加えて、摂取している栄養素に偏りがあると、筋肉や骨に適切な栄養が回らず、回復が遅くなる可能性があります。
すでに坐骨神経痛の症状がある人は、特に食事の栄養バランスを意識して食事を摂るようにすると良いでしょう。
坐骨神経痛でやってはいけないこと
坐骨神経痛の症状が出ている時は、以下のような行動は避けましょう。
- 腰を曲げたりひねったりする
- 体を冷やしすぎない
- 脂肪をつけすぎない
まずは、腰を曲げすぎない、ひねりすぎないことが重要です。
前述の通り、坐骨神経痛は重いものを持ち上げたり、体をひねる運動することが多い人に発症しやすいです。
発症後も上記のような動きをすると痛みが強くなるだけでなく、症状が悪化する可能性があるので注意しましょう。
また、腰や足を冷やしすぎると自律神経が興奮し、体が常に緊張状態になってしまうため、筋肉が凝り固まってしまい、神経を更に圧迫してしまうのです。
特に夏場に冷房の効いた部屋に長時間滞在すると症状が悪化しやすいので、ブランケットや薄手の上着を持ち歩くなどして対策するようにしましょう。
最後に、脂肪をつけすぎないことも坐骨神経痛の症状を和らげるためには重要です。
前述の通り、食べすぎや運動不足によって上半身に脂肪が付きすぎると、腰に大きな負担がかかってしまいます。
坐骨神経痛の症状がある人は、食事量や運動量を調節し、脂肪が付かないように気を付けましょう。
痛みがある時に運動しても良い?
坐骨神経痛の症状が出ていると運動するのも億劫になってしまいますが、むしろ適度な運動は症状の緩和に有効です。
前述の通り、坐骨神経痛の緩和のために正しい姿勢を保つには、ある程度の筋力が必要です。
また、体重が増えると腰に負担がかかり、坐骨神経痛が悪化する要因になるので、適度な有酸素運動で適切な体重を保つことも重要になってきます。
ただし、運動することで痛みが強くなったり、そもそも痛みが強すぎて運動どころではない場合は、運動によって症状が悪化する可能性があるので、医師の診察を受けて安静にしていた方が良いでしょう。
座り方や寝方が痛みに影響する?
座り方や寝方が悪いと坐骨神経痛が悪化する可能性があります。坐骨神経痛に痛みがあれば、座る際には椅子に深く腰かけ、天井から糸で吊るされているイメージで座るようにしましょう。
椅子に浅く座ったり、背中を丸めるような姿勢で座ると、背骨が正しいカーブを描けず、神経を圧迫してしまう可能性があります。
また、寝る時は横向きに寝るようにするのが有効です。横向きに寝ることで腰やおしりの負担が軽くなり、症状の軽減に繋がります。特に抱き枕を使用すると体重が枕にかかるため、腰の負担を軽減することが可能です。
正しい治療法や対策を知りたい方はたけだ整骨院へ!
たけだ整骨院では、3年以上の養成校を卒業後、厚生労働省による国家試験に合格した柔道整復師や鍼灸師によって、坐骨神経痛を含んだ様々な病気の治療を行っています。
マッサージやストレッチの他、武田式のハイボルト療法(高圧電流による治療)も行っており、電流で動かすことによって普段動かしにくい筋肉を柔軟にすることで、坐骨神経痛の症状を緩和しつつ早期回復を目指すことが可能です。
もし腰椎椎間板ヘルニアなどが坐骨神経痛の原因だったとしても、手術ではなくマッサージやストレッチを活用したリハビリによる保存療法で治療ができます。
坐骨神経痛と思われるような症状がある人は、症状が重くなる前に是非たけだ整骨院の診察を受けてみてください。
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まとめ
坐骨神経痛になる原因は完全には解明されていませんが、特に腰に負担のかかる動作が多い仕事をしている人や、長時間のデスクワークを行っている人は発症のリスクが高いので注意が必要です。
もし症状が重症化すると気軽に歩き回るのも難しくなってしまうので、腰の痛みやしびれを感じたらなるべく早く医師の診察を受けることをおすすめします。
坐骨神経痛の予防・緩和には、腹筋や背筋の筋力トレーニングをしつつ、適度な有酸素運動とバランスの良い食生活で腰に負担のかからない体型を保ちましょう。
たけだ整骨院では、3年以上の養成校を卒業後、厚生労働省による国家試験に合格した柔道整復師、鍼灸師による治療体制が整っており、マッサージやストレッチを中心とした保存療法で坐骨神経痛の治療を行うことが可能です。
坐骨神経痛にお悩みの方は、まずはご相談からいかがでしょうか?