腰椎椎間板ヘルニアとは?症状ややってはいけないこと、痛みを和らげる方法を徹底解説!
- 2020.10.31
- 2023.05.01
腰椎椎間板ヘルニアは、誰でも発症するリスクがあるにも関わらず、重篤化すると日常生活に支障が出てしまう厄介な病気です。発症後は常に腰の痛みと闘うことになりますが、筋力トレーニングやストレッチを適切に行うことで、痛みを和らげられます。
当記事では、腰椎椎間板ヘルニアの症状や原因、症状を緩和させる方法や治療法などを紹介しますので、ヘルニアに悩んでいる方は、参考にしてください。
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腰椎椎間板ヘルニアとは?
腰椎椎間板ヘルニアとは、腰椎の骨と骨の間にある椎間板という組織があるべき位置からはみ出し、骨に沿って存在する神経を圧迫してしまう病気です。
神経圧迫の他、はみ出した椎間板が神経と癒着してしまったり、炎症を起こしてしまうことで、さまざまな症状を引き起こします。
また、腰椎椎間板ヘルニアには神経根型と馬尾型2種類があり、馬尾型の方が重症化しやすいです。
腰椎椎間板ヘルニアの症状をレベル別にチェック!
腰椎椎間板ヘルニアは進行度によってレベル分けされています。各レベルにおける症状は以下の通りです。
レベル | 症状 |
レベル1 | 腰痛のみ |
レベル2 | 腰痛と下肢の軽いしびれ |
レべル3 | 腰痛と両下肢のしびれ・痛み |
レベル4 | レベル3の症状に加え両足の裏側にしびれがでる |
レベル5 | レベル4の症状に加えしびれがお尻にも出てくる |
レベル6 | レベル5の症状に加えお尻がほてりだす |
レベル7 | レベル6の症状に加え歩くだけで尿が出そうになる |
以上のように、腰椎椎間板ヘルニアが重症化すると下半身の痛みやしびれだけでなく排尿障害も発症してしまうので、軽度のうちに治療を受けることが重要です。
腰椎間板ヘルニアの初期症状は?
腰椎間板ヘルニアの初期症状は、以下のような症状が現れます。
- 同じ姿勢の維持が辛くなる
- 運動能力が低下する
- 足の感覚がなくなる
特に同じ姿勢の維持が辛くなるのは最初期に現れる症状なので、腰に違和感があったら早めに診察を受けるのがおすすめです。さらに症状が進むと先に述べたようにレベルが上がり、痛みや排尿障害が発症します。
腰椎椎間板ヘルニアの初期症状がある方は、進行するのを防ぐためにも、早めにたけだ整骨院へご相談ください!
腰椎椎間板ヘルニアの原因
腰椎椎間板ヘルニアが発症する原因は完全に解明されてはいませんが、主に以下のような要因があると考えられています。
- 加齢
- 姿勢や動作などの環境要因
- 遺伝的な要因
- 交通事故など
椎間板は髄核と呼ばれるゼリーのような組織を線維輪という繊維状のコラーゲンでできた膜で包んだ構造をしています。加齢によって椎間板が老化すると、線維輪が破れやすくなり、髄核がはみ出しやすくなるのです。
また、椎間板は縦方向の力に強い反面、曲げ方向やひねり方向の力に弱く、体を強くひねったり、重いものを持ち上げたりすることが多いと発症しやすくなります。
上記のような運動強度が高い行動の他、腰に負担のかかる姿勢で長時間椅子に座っていたりすることも発症の原因です。
体質や骨の形状などの遺伝的要因や、交通事故などの強い衝撃が原因になることもあるため、腰椎椎間板ヘルニアは誰にでも発症の可能性がある病気といえます。
腰椎椎間板ヘルニアが治るまでの期間はどのくらい?
一般的に腰椎椎間板ヘルニアは、椎間板周辺の炎症が収まり線維輪が修復されるまでに3カ月程度かかるとされています。3カ月程度で治る腰椎椎間板ヘルニアは症状が軽度で済むものが多く、安静にしていれば自然治癒も可能です。
しかし、場合によっては3カ月のうちにどんどん症状が重くなっていくこともあるので、3カ月耐えれば自然に治ると安易に考えず、軽度なうちに治療を受けるのが良いでしょう。
腰椎椎間板ヘルニアの治療方法|重度の場合は手術が必要?
重症化すると日常生活にも支障が出る腰椎椎間板ヘルニアですが、およそ80〜85%で自然治癒か症状が軽減する可能性があります。そのため、基本的には保存的療法で経過を見ることが多いです。
保存的療法ではコルセットを装着して安静にする他、腰椎牽引両方やマッサージなどを行います。痛みが強い場合は筋弛緩剤・消炎鎮痛剤・ビタミンB剤など、内服薬の服用も並行して行う場合が多いです。
上記の治療法を2~3カ月続けても改善が見られない場合は、手術を行います。また、症状が進んでおり、痛みや下肢の麻痺が顕著な場合も手術が選択されます。
従来の手術では神経への圧迫を取り除くため、ヘルニアを直接摘出しますが、近年では椎間板内酵素注入療法を行うことも可能です。椎間板内酵素注入療法はヘルニアを縮小させる薬剤を椎間板に注射することで、神経の圧迫を軽減する手術方法です。
腰椎椎間板ヘルニアでやってはいけないこと
腰椎椎間板ヘルニアの診察を受けたり、可能性が疑われるような症状が出ている場合には、腰椎に曲げ方向やねじり方向の力を加えないことが重要になります。そのため、中腰の体勢を続けたり長時間椅子に座り続けるのは大変危険です。
また、運動不足で筋肉が衰えると、腰回りの脂肪の重みを腰骨で支えることになってしまうため、腰椎に負担がかかってしまいます。
腰椎椎間板ヘルニアの症状があるうちは、腰に負担のない姿勢を意識し、適度な運動を心がけるようにしましょう。
腰椎椎間板ヘルニアに効果的なストレッチ法
腰椎椎間板ヘルニアの原因や症状について分かった所で、効果的なストレッチ法を紹介します。
- 両ひざを抱えるストレッチ
- 身体をひねるストレッチ
- 太もも裏やふくらはぎを伸ばすストレッチ
なお、腰を大きく丸めるようなストレッチはヘルニアが飛び出しやすくなるため、症状が悪化する可能性があります。ヘルニアがある時は腰を丸めるような姿勢は避けるようにしましょう。
両ひざを抱えるストレッチ
両ひざを抱えるストレッチは、仰向けになり両ひざを抱えた姿勢をとります。次に息を吐きながら膝を胸に近づけましょう。
以上の動作を繰り返すことで腰の反りすぎを防ぎ、背骨を支える筋肉を伸ばせます。
身体をひねるストレッチ
身体をひねるストレッチでは足を開いて仰向けになり、足をクロスさせるようにして身体を伸ばします。足をクロスさせる際にはおしりが離れないようにするのが重要です。
それぞれの足で10秒行うことで、胸からお腹、背中からお尻、太ももにかけてストレッチできます。
太もも裏やふくらはぎを伸ばすストレッチ
最後に太もも裏やふくらはぎを伸ばすストレッチです。タオルやベルトなどを足の裏に通し、引いたまま足を上げることでストレッチできます。
タオルやベルトの長さによって強度が変わるので、自身の身体に合ったものを選びましょう。
腰椎椎間板ヘルニアの痛みを和らげる方法
腰椎椎間板ヘルニアの痛みを和らげる方法として有効なのが以下の2つです。
- 正しい姿勢を保つこと
- バランスの良い食生活
正しい姿勢を保ち続けられれば、腰への負荷を最小限に押さえられるので、結果的に痛みを抑えられます。正しい姿勢を保つためには、腹筋と背筋の筋力が必要です。
特にクランプなどの体幹運動は腰に負担を与えず、効率的に筋力アップができるのでおすすめです。また、腰回りの体脂肪を落とすことも負担の軽減につながるので、ウォーキングや水泳などの軽い有酸素も有効です。
加えて、腰椎椎間板ヘルニアは組織の損傷や炎症によって引き起こされているので、予防や回復のためには適切な栄養素が必要になります。現代人は食事から摂る栄養素が炭水化物に偏りがちなので、ビタミンやミネラル、タンパク質も意識して摂取するように心がけ、回復力を高めましょう。
自分でできるだけ早く治す方法は?
腰椎椎間板ヘルニアをなるべく早く治したいのであれば、安静にするだけでなく、無理のない範囲でする運動が重要です。最初は家の中を歩く程度に留め、問題なければ外を軽く歩くなど、徐々に運動量を増やしていきましょう。
運動を行うことで筋肉がつき脂肪が落ちるため、症状の軽減につながります。ただし、痛みがひどくなった場合は無理せず中止するようにしましょう。
痛みが出たり、ひとりで行う運動に不安があったりする場合は、たけだ整骨院にご相談ください!
腰椎椎間板ヘルニアの症状が重くなる前にたけだ整骨院へ!
たけだ整骨院では、腰椎椎間板ヘルニアを手術ではなくマッサージなどによる保存療法で治療できます。
たけだ式のハイボルト療法(高圧電流による治療)によって痛みを抑えつつ、整体マッサージによって背骨や骨盤を正しい位置に矯正し、症状を悪化させることなく早期の自然治癒を促すことが可能です。
あくまで「切らずに治せる」のが特徴で、手術に抵抗がある方でも安心して腰椎椎間板ヘルニアを快方へ向かわせられます。
腰部に痛みやしびれが出始めた人は、症状が重くなる前にたけだ整骨院の診察を受けてみてください。
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まとめ
腰椎椎間板ヘルニアについてお話してきました。腰椎椎間板ヘルニアになる原因はさまざまですが、特に腰に負担のかかる姿勢や運動を続けている人は発症のリスクが高いので注意が必要です。
すでに腰椎椎間板ヘルニアが発症している人や似たような症状が出ている人は、正しい姿勢を保てるように筋力トレーニングを行いつつ、ストレッチで筋肉を柔らかく保つことで痛みを和らげることが可能です。
しかし、症状が重症化すると、気軽に歩き回るのも難しくなりますので、症状を意識したら早めに診察を受けることをおすすめします。
たけだ整骨院では3年以上の養成校を卒業後、厚生労働省による国家試験に合格した柔道整復師、鍼灸師による治療体制が整っています。
腰椎椎間板ヘルニアの悪化を防ぎつつ早期の回復を目指すためにも、是非一度たけだ整骨院をお尋ねください。