産後の骨盤を矯正すべき理由と方法|産後骨盤矯正は意味ないの?いつからが最適?
- 2022.12.26
- 2023.05.02
無事出産を終え、これからの子育てが始まるというときに襲い掛かる身体の不調に悩む人は少なくありません。
実際、「産後の不調の原因は何なの?」「どうやって治せばいいの?」と不安を抱えている人が多いです。
実は、産後の身体の不調は骨盤のゆがみが原因であることが考えられます。
今回は骨盤のゆがみが原因で起こる症状や原因、骨盤矯正のメリットなどを解説します。
当記事を読めば産後に骨盤矯正をする意味が分かるので、ぜひ最後までご覧ください。
\北海道内に5院展開!/
産後の骨盤矯正とは|ゆがみを矯正?
骨盤矯正は骨盤周りの筋肉を指圧や関節運動によってほぐし、骨盤のゆがみを取り除く施術です。
民間療法の1つなので、基本的には病院ではなく整骨院やエステなどで受けることが可能です。
妊娠中の女性はリラキシンというホルモンの効果で骨盤周りの筋肉が緩くなり、骨盤が開きやすくなります。
加えて、お腹が大きくなることで反り腰にもなりやすいため、骨盤が歪みやすいです。
一般的に出産を終えた女性の骨盤は産後3~4ヶ月程度で元に戻ります。
しかし、筋肉のゆるみや反り腰が原因で骨盤が歪んでしまい、元の位置まで戻らなくなってしまうことも多いです。
骨盤矯正を行うことにより出産で歪んでしまった骨盤を整え、骨盤のゆがみが原因で起こる身体の不具合を解消できます。
産後におこりやすい症状|骨盤矯正は必要?
妊娠・出産によって骨盤が歪むと、以下のような症状が発症しやすいです。
- 恥骨・尾骨の痛み
- 骨盤の痛み
- 股関節の痛み
- 尿漏れ・便秘
- 頭痛・肩こり・腰痛
特に多いのは骨盤付近の各部位における痛みです。
骨盤が歪むことで下半身全体のバランスが崩れるため、各部に痛みが生じます。
また、頭痛や肩こりなど下半身以外の痛みの原因になることも少なくありません。
さらに、骨盤のゆがみによって尿もれしがちになったり、便秘になりがちになったりとします。
特に尿漏れの頻発は日常生活に支障をきたすので、症状がある場合は骨盤矯正を検討する必要があります。
上記の他にも、出産後の下半身太りの解消や体重減少にも効果が期待できます。
該当する症状が1つでもあれば、骨盤矯正がおすすめです。
産後の身体の不調の原因
先に述べたように、産後は骨盤のゆがみによって様々な症状が発症しやすくなります。
骨盤は上半身を支える重要な部位です。
骨盤が歪んで左右の高さが変わると、脚の長さだけでなく肩の高さも変わります。
また、背骨や首の骨も歪んでしまうことが多いです。
脚の長さや肩の高さに左右差があると靭帯がゆるみ、関節が不安定になってしまいます。
脚や肩の関節が不安定になると、周りの筋肉は関節を支えるために常に緊張状態にならなければいけません。
結果、脚や肩の筋肉に負担がかかり、股関節の痛みや肩こりにつながります。
首や腰も同様で、骨が歪むことでそれを支える筋肉に負担がかかってしまうことが痛みの原因です。
さらに、出産による骨盤のゆがみは内臓系にも悪影響を与えます。
基本的に妊娠中や産後は骨盤が開いた状態です。
骨盤には内臓を支える役割もあり、骨盤が開くと内臓が下に落ちていってしまいます。
結果、内臓の機能が低下し、血行不良や便秘、尿もれといった症状を引き起こしてしまうのです。
以上のように骨盤のゆがみは全身に悪影響を及ぼします。
産後の骨盤矯正のメリット
産後に骨盤矯正を行うと、以下のようなメリットがあります。
- 腰痛や肩こりの解消
- 産後の体型変化の改善
- 尿もれの改善
他にも便秘の解消や下半身の痛みの解消が期待できますが、特に上記の症状は解消できる可能性が高いです。
詳しく紹介します。
腰痛や肩こりを解消
産後に骨盤矯正を行う最初のメリットは腰痛や肩こりの解消が期待できることです。
先述の通り、骨盤が歪むと身体の他の骨も歪んでしまい、痛みやこりの原因となります。
特に症例として多いのが腰痛や肩こりです。
産後の身体には骨盤のゆがみによる負担だけでなく、子育てによる負担が襲いかかります。
特に肩と腰は子供を頻繁に抱きかかえることになるため、負担がかかりやすいです。
骨盤矯正で身体のゆがみを整えれば、少なくとも身体のゆがみによる痛みやこりを解消できるため、腰痛や肩こりを軽減できる可能性があります。
産後の体型変化を元に戻す
産後の体型変化を解消できる可能性があることも、骨盤矯正のメリットです。
妊娠すると出産に備えて骨盤が開くため、下半身が大きくなってしまいます。
体重が元に戻っても下半身だけ大きさが戻らないということも少なくありません。
また、体重が元に戻らずに悩んでいる人も多いです。
骨盤が歪むと筋肉が緊張状態になり、身体の可動域が減ってしまいます。
結果、運動量が低下して妊娠中に増えた体重がなかなか落ちないという事態に陥りがちです。
骨盤矯正をすれば開いた骨盤を元に戻すことができるため、下半身太りの解消が期待できます。
加えて、骨盤のゆがみによって減っていた身体の可動域が元に戻るので、運動量が増して体重が減少する可能性があります。
尿もれの改善
産後の尿もれの改善にも骨盤矯正が効果的です。
先に述べた通り、出産によって骨盤が開くと内臓が落ちてきてしまいます。
内臓が落ちてくると膀胱に負荷がかかるため、圧力が上がって尿がもれやすくなってしまうのです。
骨盤矯正によって骨盤の開きを元に戻すことで、内臓の位置が元に戻り膀胱への負荷がなくなります。
結果、産後に悩みがちな尿もれを改善できる可能性が高いです。
内臓が落ちてくることによる身体の異変は尿もれだけではありません。
内臓機能の低下や血行不良によって、便秘や手足の冷えなども引き起こします。
骨盤矯正は産後の内臓系の不調をまとめて改善できる可能性があるため、該当する不調がある場合は施術をおすすめします。
産後の骨盤矯正はいつからすればいいの?
産後の骨盤矯正は産後すぐに受けるよりも、産後1~2ヶ月経過してから受けることをおすすめします。
出産直後の期間は産褥期(さんじょくき)と呼ばれ、妊娠に備えて変化した身体が妊娠前の状態に戻る大事な期間です。
産褥期は基本的に安静に過ごす必要があるため、骨盤矯正を受けると身体に想定外の異変が起こる可能性があります。
一般的には、産褥期を終えた段階で母子ともに健診が必要になることが多いです。
健診で異常がなければ骨盤矯正を受けても問題ないので、まずは産褥期が経過するのを待ちます。
特に骨盤矯正を受けるのにおすすめなのは産後2~6ヶ月目です。
産褥期が終わってからしばらくは、骨盤周りの筋肉が柔らかい傾向があるので、骨盤が正しい位置に戻りやすくなります。
産後の骨盤矯正で後悔しない4つの方法
産後に骨盤のゆがみが原因の不調があったとしても、家庭の事情などでなかなか骨盤矯正を受けられないという人が多いです。
実は、骨盤のゆがみの改善は自力でもある程度可能です。
骨盤矯正以外で骨盤のゆがみを矯正する方法には、以下のようなものがあります。
- ストレッチをする
- 骨盤ベルトを使用する
- 産後ガードルを使用する
- 整体を利用する
腰痛や肩こり、尿もれといった症状に悩んでいる人は、上記の方法を試してみてください。
それぞれ詳しく解説していきます。
1. ストレッチをする
1つ目の方法はストレッチです。
骨盤周りのストレッチを行うことで、骨盤の位置を整えられます。
骨盤周りの筋肉はインナーマッスルなので、腹筋運動などの一般的な筋トレでは鍛えられません。
しかし、適切なストレッチを行えば鍛えられます。
ストレッチにはいくつか種類がありますが、基本的に寝た状態で行えるので、産後でも安心してストレッチができます。
まずは、寝た状態でできるストレッチを紹介します。
手順は以下の通りです。
- うつ伏せで寝る
- 片足を上げてかかとを外側に持っていく
- 反対の足でも2を行う
- 横向きで寝て、上の足を前に出す
- 下の足の足首をつかみ、踵をお尻に近づける
- 反対方向に寝て4、5を行う
- 仰向けになってお腹に力を入れながら膝を抱え込む
上記の手順は3つのストレッチを合わせたものになっています。
1~3の手順は深層外旋六筋を刺激するストレッチとなっており、尿もれの改善に効果的です。
4~6の動作では大腿直筋を刺激できるので、ポッコリお腹の改善が期待できます。
7は腰方形筋を刺激できるので腰痛や姿勢の改善に有効です。
一連の動作で寝ながら3つのストレッチが可能なので、ぜひ試してみてください。
2. 骨盤ベルトを使用する
骨盤を矯正するベルトを使用するのも、骨盤を整えるのに有効な手段になります。
骨盤ベルトとは、骨盤の仙骨と恥骨結合部分、前太ももにある大転子という部位を支えられるベルトです。
骨盤ベルトを使用すれば、産後に緩んだ筋肉を補助できる他、骨盤の位置も正しく矯正できます。
結果的に腰痛や股関節の痛みといった、骨盤のゆがみが原因となる症状を改善することが可能です。
特に出産直後は骨盤周りの筋肉が柔らかくなっているため、骨盤ベルトによる補助と矯正が効果的に働きます。
産後の骨盤矯正を受けられない期間は、特に骨盤ベルトの使用が必要です。
3. 産後ガードルを使用する
産後ガードルを使用するのも有効な手段といえます。
後ガードルは産後に発生する骨盤周りの問題を改善する目的で作られたガードルです。
お腹から太ももまでを締め付け、骨盤を支えられる他、産後に気になる下半身周りを引き締めることが可能です。
種類も豊富で、骨盤周りをしっかりと引き締められるハードタイプや楽に過ごせるソフトタイプ、適度な締め付けのミディアムタイプから選択できます。
ただし、骨盤ベルトよりも締め付ける範囲が広いため、出産直後に使用すると体調を崩しやすいです。
基本的には産褥期が終わり、体調が整う産後3ヶ月以降に装着することをおすすめします。
また、締め付けが強い分、産前に購入するとサイズが合わないことが多いです。
産後ガードルを購入する場合は、出産後にしっかりと採寸してから購入することが必要です。
4. 整体を利用する
整体を利用するのも骨盤を矯正する方法として有効です。
特にマタニティ整体と呼ばれる施術を行っている整骨院での受診をおすすめします。
マタニティ整体とは妊娠中の身体のゆがみを整え、身体への負担を抑えることを目的とした整体です。
骨盤周りの筋肉をほぐすことで、出産への負担を減らす効果も期待できます。
マタニティ整体を実施している整骨院には、妊婦の身体に精通した整体師が所属していることが多いです。
よって、産後の身体に負担がかからないような施術を受けられます。
たけだ整骨院では、妊婦の身体に精通した助産師が監修した施術メニューを用意しています。
施術は国家資格取得者が行うので、安心して施術を受けることが可能です。
産後の骨盤矯正に保険は適用される?
産後の骨盤矯正には保険が適用されません。
基本的に、外傷のない筋肉や骨に関する治療で保険が適用されるのは、急性の痛みに限られます。
急性の痛みとは捻挫や打撲、肉離れといった症状のことです。
慢性的な肩こりや腰痛の他、スポーツによる筋肉疲労や神経痛には保険が適用されません。
産後の骨盤矯正は肩こりや腰痛の治療に含まれるため、同じく保険適用外となります。
ただし、骨盤矯正は医療費控除の対象になる可能性があります。
骨盤矯正が医療費控除の対象になるのは、医療費控除の対象となる治療に含まれていた場合です。
具体的には以下のような場合になります。
- 柔道整体師による治療
- あん摩マッサージ指圧師による治療
- 鍼灸院での治療
同じ骨盤矯正でも、以下のような目的で行われるのであれば医療費控除の対象になりません。
- 体調を整える目的
- リラクゼーション目的
- 美容目的
骨盤矯正が医療費控除の対象になるかわからない場合は、受診前に担当者に確認することが必要です。
産後の産後骨盤矯正は、たけだ整骨院にご相談ください
自力で可能な骨盤の矯正方法を解説してきましたが、実践しても症状の改善が見られない場合は、施術を受けることをおすすめします。
特にストレッチは、やり方を間違えると症状の悪化を招く可能性があるため、注意が必要です。
たけだ整骨院は5万人以上の妊婦に施術を行っており、妊婦の身体に精通しています。
そんなたけだ整骨院には、以下2つの特長があります。
- 助産師が施術メニューを監修
- 国家資格取得者が施術
それぞれ詳しく解説します。
助産師が施術メニューを監修
たけだ整骨院では助産師が監修した施術メニューが受けられます。
助産師は妊婦の身体だけでなく産後の女性の身体にも精通しているため、身体への負担が少ない施術を受けることが可能です。
また、助産師に子育ての悩みや産後の過ごし方について質問することもできます。
熟練者の意見を取り入れつつ、しっかりと子供を育てていくことが可能です。
国家資格取得者が施術
たけだ整骨院では国家資格取得者による施術を受けることができます。
妊娠中や産後の身体はデリケートなので、一般的な整体と比べて繊細な施術が必要です。
国家資格を取得している施術者は妊婦や産後の女性に対する施術に特化した技術を持っているので、初めてでも安心して施術を受けられます。
たけだ整骨院には北海道で30年以上整骨院を運営し、5万人以上の妊婦に施術した豊富な実績がたけだ整骨院にはあります。
産後の身体に負担をかけない施術を受けたいのであれば、ぜひ来院を検討してみてください。
\北海道内に5院展開!/
まとめ
産後に起こる身体の不調の原因や、産後に骨盤矯正を受けるメリットについて解説してきました。
多くの場合、産後に起こる不調は骨盤のゆがみが原因です。
腰痛や肩こりといった症状だけでなく、尿もれや便秘といった症状が出ることもあるため、日常生活に支障をきたす可能性があります。
産後の身体の不調を改善したいのであれば、骨盤のゆがみを整えることが重要です。
骨盤ベルトや産後ガードルを使用すれば骨盤を支えることができるので、症状が軽減される可能性があります。
また、ストレッチで骨盤周りの筋肉を鍛えることでも、体調の改善が期待できます。
上記の方法でも体調が改善しないのであれば、整骨院などで骨盤矯正を受けてください。
特にマタニティ整体を行っている整骨院であれば、産後の身体への負担を考慮した施術を受けられるのでおすすめです。